【ぶどう日記】BKシードレス
52歳の誕生日を迎えた7/24。
「〇〇に打ち克つぶどうづくり」と題して、令和7年度兵庫県ぶどう研究大会が丹波篠山市にあるライフピアいちじまで開催されました。
兵庫県下のぶどう(果樹)生産組合さんが一堂に会して行われるもので、取り上げられる内容はその時々、場所によって行われます。
通常現地視察があるのですが、昨今の猛暑ゆえ、熱中症を心配したからでしょうか、視察はなし。代わりに獣害対策とカメムシ対策という2つの講演を聴講させていただきました。
昨日は、なんといっても、シャインマスカットに次ぐ新たな品種として注目を集めている「BKシードレス」ですね。
猛暑といわれておりますが、これは今年に限ったことではなく、ややもすればこれが当たり前になってるかもしれません。
気候条件が変わると「ぶどう」栽培にも影響が出ます。
この猛暑といわれている環境下でもおいしいぶどうを届けたい。
これが僕たちぶどう農家の強い思いです。
そんな中、登場したのが、「BKシードレス」。
「BK」は「ベリーA」と「巨峰」をローマ字表記した時の頭文字をとってのことらしいです。
「シードレス」は「種無し」を意味しています。
捻枝、誘引は容易で、花付きも良く、高温にも強いし、着色もする。
ただし花ぶるい性が強いので、きちんとした管理が必要(いや、これは、どれも当たり前やんね)
てことで、前のめりで聞かせてもらいました。
ジベレリン濃度によって、ジベ焼けが発生するのと、着果量や房の重さで着色のムラがあるので、あんまりいちびって大きな房をいっぱい成らせたらパーになる可能性があるので「適量」に心掛けなければならないけど、(これも当たり前か(笑))現在の気象条件では最高のぶどう品種だと思いました。
昨年、親方から引き継いだぶどう畑。
昔は、ベリーA中心だったため、ベリーAが多いのですが、いかんせん樹齢が高齢。
植え替えるにも何に植え替えようかと思案していたところにこの話。
BKシードレス
52歳の誕生日にきいた話ということもあるし、これは、是非、是非と思っています。
帰りに立ち寄った「道の駅おばあちゃんの里」。
風にゆられて風鈴が涼し気に音を鳴らしていました。