歓喜の歌高らかに 三木で第九演奏会 


12月10日、三木市文化会館大ホールにて行われました年末の風物詩、『三木「第九」演奏会』に行ってきました。三木での「第九」は、昭和62年にはじまり、今年31回目だそうです。

演奏は、園田隆一郎さん指揮による大阪フィルハーモニー交響楽団。

お恥ずかしながら初「第九」です。
聴きにきてと友人からお誘いをいただき、かみ(神)さんと一緒に行かせてもらったのですが、演奏がはじまった瞬間、その音の響きに心を奪われました。
第1楽章から第3楽章まで「大フィル」の心地よい調べに包まれて時にうとうととするところもありましたが、「本物」を肌で感じ、体の全細胞がこの上ない喜びを感じていました。とそんな大満足のところへ、ソリスト井原秀人さん(バリトン歌手)がすっくと立ち上がり、ドイツ語で「おお友よ、このような音楽じゃない」「もっと喜びにあふれたメロディを歌おう!」「フロイデ!(歓喜だ!)」と続いて、「歓喜の歌」が歌いだされるのを聴いて感激をしました。
ベートーベンが第九に込めたシラーの「歓喜に喜す」に込められた「友人や愛する人のいる人生の素晴らしさ」。年末にこの歌を歌うあるいは聴く、三木市2大文化事業の一つとして位置づけられ、三木で31回を迎える意味を感じました。

「第九」の前に小中学生による「大地讃頌」の合唱がありました。13回を迎えるこちらの合唱は、子どもたちに生のオーケストラで歌う経験をさせてあげたいという市内の小中学生の先生の熱い思いからはじまったとのことですが、素晴らしい「大フィル」の演奏を耳にした瞬間、この思いの実現がどんなに大きなことであるのかがわかりました。

大学2年生、高校2年生の子がおりますが、音楽好きのかみ(神)さんは、これまでこの機会に触れることがなかったことを、心の底から残念がっておりました。

僕はというと音楽は素人なんですが、応援が大好きでライフワークとしており、三木市の若手アーティストを応援する「三木市若手アーティスト応援団」の副会長も務めています。
今回、「第九」の後、アンコール曲として、三木市若手アーティスト応援団のプロジェクトにより作成した三木市応援歌「ずっと、ず~っとForever」が大フィルの演奏により歌われました。聴衆も一体となって歌われる様子に、携わった者の一人として感慨ひとしおでした。

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